こんにちは、みかんです🍊
前回尻切れとんぼに終わってしまった前編ですが、後編はさらに雑多な感想になりますのでご理解ください🫨
前編はこちら
映画②
- インコ、ペリカン
それぞれの鳥、悪者として描かれていて確かにむかつくんですが、どちらもその鳥たちの中ではきっと筋が通っているんですよね。食べ物がないからワラワラを食べるのも、立場が変われば仕方ないことですし。正義ってひとつではなくて、だから戦争が起きるんだなと・・・
- ヒミ
面白いのが、韓国語で「力」って「힘(ヒム)」なんですよね。助詞とくっつくとヒミと発音しているような(耳で聞いた感じなので文法上誤っていたらごめんなさい)。偶然かもしれませんが、ヒミの力を暗示しているみたいだなと思いました。
それから、下の世界でヒミは火の力を持っているのに上の世界では火事で亡くなっているのも何だか因果ですよね。むしろ、火事で亡くなったからこそ火の力を持ったのかもしれませんが・・・
ここで考えてみたのですが、下の世界は次のステージに進むためのたまり場(人々が溜まる、力を貯める)でしょうか。眞人は成長、夏子は出産、ワラワラは生まれ変わり。
最後、皆が下の世界から出ていきますが眞人はヒミの死を受容し、ヒミは成仏したのだなと思いました。
書籍
はじめに例のごとく引用しておきますね(Wikipedia)。
この書籍が出版された経緯が本当に素敵なので、ぜひ読んでいただきたいです。
ふんわり要約すると、軍国主義が進む中、少年少女に自由な文化を伝えるために日本少国民文庫をつくっており、この書籍は道徳を担当しているそうです。
詳細はぜひ読んでいただきたいのですが、かなりダイレクトに道徳心について説いている本です。本当に少年少女に読んで欲しくなる本だと思いました(あまりにストレートなので私のようなひねくれた子どもはむかついちゃいそうですが(笑))。
映画は割と抽象的な構成ですが、書籍は伝えたいことを詳細に話してくれる教科書スタイルなので、併せて楽しむとちょうど良いというか、副読本みたいで良いなと思いました。
そして、やはり「万能でない、流されやすい私たちが、善く生き善い世界をつくること」や「社会を俯瞰的に見ると、同じような構造に溢れている(それを見抜くことが自分の行いを向上させるために重要)」というテーマについて描かれていると感じました。
無事読破したので2回目観に行ってこようと思います!
総じて、考えすぎる人、自己内省ばかりしてしまう人にはとても響く映画だとおもいましたので、ぜひ🎞️
それでは🕯️🫧