未完のみかん

みかんの成長日記

君たちはどう生きるか(前編)

んにちは、みかんです🍊

 

先日公開された「君たちはどう生きるか」、ミーハー根性で観に行きました🎞️まんまとはまり、題名の由来である書籍も読んだので、今日はその感想をつらつら話したいな〜という記事です。

先にお断りですが、ネタバレまみれなので未視聴の方はブラウザバックでお願いします。また、私はスタジオジブリに全く詳しくないので(もののけ姫も未履修のレベル)皆様のような宮崎駿監督の意図を汲んだ考察はできませんのでご理解ください。

 

映画①

まずは大雑把な所感ですが、この映画のテーマは「小人間である私たちが、善く生きるために自分自身とどう付き合っていくか」だと感じました。

以下、シーンをいくつかピックしてみますが、

  • 序盤でしつこく話しかける青鷺

眞人が1人のときを狙ったように出てくる。私は眞人自身の暗澹とした部分だと思いました。友人とバイバイした後、急に嫌なことばかりフラバしてネガティブにさせる、自分の中のあいつです。でもそれが原動力や内省でもありますし、キリコさんの言うように自分から切り離すことはできず、合わせるくらいでちょうどいいのだと思います。上手くやりつつ生きていくということですね。

 

  • 夏子さん

彼女も暗い感情を抱えています。時代背景がわからないだけかもしれませんが、姉を亡くすのも出来上がってる家族に後から入るのも、そりゃストレスですよね・・・

異世界の部屋で眞人に感情をぶつけるシーン、紙人形が夏子さんも襲っていて、私は「悪い感情が自分に帰ってくる」というよりも「悪い感情を抱く自分そのものが罪悪感で自分を苦しめる」ことの比喩なのかなと思いました。

 

  • 世界の積み木

積み木の崩壊は、何重にも意味がある気がします。この映画自体そんなマトリョーシカ構造(?)なのかなと。

眞人:子供から少年への転換、母の死の受容

眞人の周囲:家族の再構築

世間:第二次世界大戦へ向かう日本

そして、眞人は自分の中の悪の心のために、積み木を積むことを断りますが、これが主題(と私が勝手に思っている)「万能でない、流されやすい私たちが、善く生き善い世界をつくるための(積み木を積むのでない)方法を考える」ことを問うているように感じました。

 

物語の根幹にかかわるようなシーンはこの辺りですが、何だか長くなりすぎてしまったので、その他細かな感想と書籍については後半へ場を移そうと思います・・・!

 

それでは🕯️🫧